椎間板ヘルニアでお悩みの60代男性「腰と太もも前面の痛み」症例
- 2018年04月24日
- ブログ
こんにちは
院長田口です
本日もブログご覧いただきありがとうございます。
本日のブログは、
「60代男性の椎間板ヘルニア」と診断された方の
症例です。
この方は、お近くの整形外科に受診され
軽いぎっくり腰と診断されたそうです。
レントゲンを撮って問題ないといわれて
湿布と薬で様子を見ていたとのこと。
数日すると、腰の痛みが、太ももの方に
移動していくような感じでどんどん歩くのが
辛くなったということでした。
その後再度同じ病院に受診して
再度レントゲンを撮り
「軽いヘルニアかもしれない」といわれたそうですΣ(・□・;)
これは、よくある話ですが、
ヘルニアはレントゲンには写りません(笑)
この言葉は、患者さんの不安を煽るという
意味でちょっと問題ありだし、相手の気持ちを
考えるとかなり軽率な気がします。
※当院にもともと通われている方は、
腰痛のない方の70%にヘルニアがある事実が、
最新の研究で解明されていることは、
お伝えしてあるので冷静でいられると思いますが。
※要するにすべての原因がヘルニアではないということ
脳や神経伝達・筋肉の緊張・血液循環などがむしろ原因と
とらえると治りやすいです。手術しなくても
どうにかなるものを原因に設定しましょうw
炎症が広がっているか、神経の興奮が続いていて痛みを
感じやすくなっているかという理解ができるはずなので。
その後、そのまま経過観察で様子を見ていた
ということでした。
その後かなり酷い状態で当院を受診されたのですが、
最初はベッドに寝ることもままならない酷い状態で
「どうしてここまで放置したのか・・・」と
思いました。
MRIの検査もして、腰椎2番3番にヘルニアがあるとは言われた
そうですが・・・
現在のその方が、どうなっているかと言いますと
多少太もものツッパリはあるものの
普通に歩いています(笑)
当院でどんなことをしたかというと
・「痛み」のメカニズムの理解を深め、手術なしでも変えられると設定を共有した
・治療で体を整えた
・楽な良い姿勢を伝え、運動(動き方)などをお伝えした
今回の簡単なメカニズムを説明します。
「不安」の情動が「脳」の「扁桃体」を活性すると
「前頭前野」(痛みのコントロールをするDLPFC)の働きを
抑えてしまうということになり痛みを感じます。
軽く考えていた腰痛が、すぐに治らず
痛みが広がってきたので不安になった
→
さらに「軽いヘルニア」と言われ「不安」がさらに広がった
→
ヘルニアと診断されたが、
治療で体が少しずつ楽になり
ヘルニアでも大丈夫と納得できて
安心が深まり痛みも軽減できた。
といった流れだと思います。
とにかく「不安」を減らす!
痛みをゼロにする前提に、体を動かすことが必要!
それらを「脳」」というキーワードを中心に
考えられると気持ちも楽になる方が多いような
気がしている昨今です。
一人でも多くの腰痛患者さんを減らしたい!!
そんな想いで書いています。
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